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「エンジニアは業務時間外に勉強すべきか」について

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ネットで、「エンジニアは業務時間外に勉強すべきか」について議論されることがあるけど、これは主語が小さいと思う。

IT業界で働いている人の中には、勉強した内容をブログに載せたり、勉強会で発表した内容をSlideShareなどにアップしたりする人もいる。ネットではそういう活動が目に入りやすい。このように、IT業界では、「他の人が勉強していること」が可視化されやすいので、「自分は勉強してないけど、それってまずいのかな」と悩んでしまうんだと思う。

これに関しては、エンジニアに限らず、社会人は業務時間外に勉強すべきではないか、と思う。

エンジニア以外の人たちも、業務時間外では結構勉強していると思う。一番多いのは英語だろう。人によっては、PCスキルに重点を置いているかもしれない。法律や会計を学んでいる人もいる。仕事に関係する資格のために勉強する人もいるだろう。

また、自分が属する業界の専門誌を読むことだって勉強だ。もっと言えば、新聞を読むことも勉強だと思うし、営業の人が、会話を弾ませるためにネタを仕入れておくのも勉強に入ると思う。

方向も難易度もかかる時間もバラバラだけど、みんなある程度は勉強しているのではないか。会社から言われてやることもあれば、言われてないけど必要だからやるしかないものもあるだろう。今の自分の仕事のために学ぶ人もいるし、今の仕事に無関係なものを学ぶ人もいる。エンジニアだけが勉強しなくていいということはない。

ただ、「何を」勉強するかは、個人の自由であるべきだと思う。もし勉強する内容を会社が指定するなら、見返りを与えないとダメだろう。昇格試験や資格試験の場合は、見返りはわかりやすい(昇格とか資格手当とか)。仕事の成果を給料に反映させる場合も、見返りはわかりやすい。たが、それ以外は難しい。人によって習得ペースが違うので、勉強時間を残業代とみなすのは無理だろう。そして、見返りが与えられないなら、会社が何を勉強させるかを指定することはできないと思う。

学生じゃないから勉強しなくていいということはない。社会人になっても何か勉強しておかないと、行き詰まってしまう。

(888文字)