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無人島に何か一つだけ持っていけるってどんな状況?

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「無人島に何か一つだけ持っていけるとしたら、何を持っていくか」という定番質問がありますが、あれってどういう状況なんでしょう。

例えば、「お前には島流しの刑が執行される。これからずっと無人島だ。でも個人的にはお前はそこまで悪くないと思ってるんだよね。かわいそうなんで、こっそり何か一つだけ無人島に持っていってもいいよ」みたいなことなんだろうか。

または、「お前はもう死んだことになってるから、これから身を隠して生きていってほしい。そうだ、いい無人島があるからそこへ行ってくれ。身の回りのものが急にたくさん無くなるのは不自然だから、一個だけなら何か持っていってもいいよ」ということだろうか。

もしくは、「自分の身の回りの荷物をすべて乗せた船で海外に行く途中に、船が沈没。海上に自分と荷物が放り出された。他の人は全員溺れたが、自分はまだ生きてる。目の前に無人島があるけど、すべての荷物は持っていけない。でも、一つなら持っていけそう」みたいな状況だろうか。

いやもっとシンプルに、「海でおぼれてたら目の前に無人島、右手はなぜかドラえもんの四次元ポケットの中」という状況かもしれない。ま、それなら、無人島で過ごすためのものじゃなくて、帰るための道具を出すか。

この質問に出てくる「無人島に行く」というのは、当面帰ってこれないことを想定していると思う。無理やり連れていかれるか、もしくは、無人島に行かざるをえない状況か。どちらにしても、自分の意思で行く状況ではないし、自分の意思で帰れることも考えにくい。帰ってこれるなら、往復して何度でも持っていけるわけだし。

にもかかわらず、好きなものは一つだけ持っていけるという恩赦。この譲歩はなんだろう。なぜゼロではなくて、イチか。なぜ複数ではなくて、イチか。厳しいのか厳しくないのか、優しいのか優しくないのか、難しい設定だ。

あと、ここで言う「無人島」は、ヤシの木が生えてるような常夏の島を想像することが多いけど、南極近くの寒い無人島もありえますからね。まー、そっちの無人島だった場合は、何を持っていったとしても、すぐに寒さにやられてしまうんでしょうけどもね。

(888文字)