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CMの目的が達成されてれば、作りが古臭いかどうかなんてどうでもいいのでは?

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この記事を読みました。

ハズキルーペの全てを明かします Hazuki Company・松村会長 (1/3) - ITmedia ビジネスオンライン

この2ページ目にある、ハズキルーペのCMに関するコメントが少し話題になっていました。

スポンサーの金を使って自分の好きなように作ろうというクリエイターに腹が立って。 (中略) タレントのプロモーションビデオではなく、スポンサーが商品を売るためのCMでなくてはおかしい (中略) それでも、できあがってきたものはやはりイメージCMに近かった。しようがないので夜の9時半から朝の4時半まで自分でせりふを書き直しました。俳優が商品名を言うから心に刺さるんです。

たしかに。スポンサーからすれば、イメージCMを作るクリエイターに腹が立つのもわかります。結局、会長が全部作ったんだそう。

この記事を読んで僕がはじめに浮かんだCMは、携帯会社のCMでした。最近は、CM内ドラマを作って、そこに出てくるセリフと会社のサービスとをつなげて宣伝する、という手法ばかりです。ドラマがメインで商品の説明はほぼないので、初めて見る人には何のCMかがわかりにくいこともあります。特に、最近始まったドコモのシリーズは、後追いの上に狙いすぎてて、個人的には見てられないですが。

この手法がとれるのは、会社名がすでに知られていて、商品もみんなだいたいわかってる(もしくはCM中では説明できないくらいの量や難易度の商品説明がある)という前提がある場合でしょう。この場合は、商品の内容や名前を連呼する必要はありません。むしろしつこく感じられて、逆効果になる可能性すらあります。

しかし、商品自体に新しさがあったり、特徴的な機能があって、それを宣伝することで差別化ができるなら、そこを強調するCMのほうがいいと思います。イメージCMやドラマCMのようなものが流行っていたとしても、どういうCMを作るかは、企業や商品に応じたものであるべきです。CMの作りが古臭いかどうかなんて、CMの目的が達成されたかどうかに比べれば、小さい問題でしょう。CMクリエイターには死活問題かもしれませんけどね。

(888文字)

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