一人暮らしには手が4本必要
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一人暮らしをしていると、「ちょっとだけここで手を貸してくれる人がいれば…」という場面に出くわすことがあります。
例えば、だいぶ前に小さな本棚を作ったときに、といっても、組み立ててねじで止めていくだけの簡単なやつなんだけど、本棚の天井部分のところで結構てこずったんですよね。
右側の板を手で固定し、左側の板を手で固定し、その上に天井用の木を手で乗せ、ねじで止める。どう考えても手が4本必要です。実際には手が2本しかないので、どれかの手をあきらめるしかありません。そのため、片手でねじを止めながら、もう片方の手で一方の板と天井を固定することになります。すごく不安定だし、地味に時間のかかる作業になってしまいます。
また、洗濯機の上に突っ張り棒を取り付けた場合も大変でした。本当は、突っ張り棒を両手で固定しながら、長さを調節したいのですが、これもどう考えても手が足りません。
このときはさすがに、片手で固定しながら片手で長さ調節をするのは、厳しい状況でした。何度かチャレンジしましたが、結局手がプルプルと震えてしまって(片手だと結構重い)、何度やっても変に傾いた状態で固定されてしまいました。
そこで、適当な箱を持ってきて、一度洗濯機の上に箱を置き、その箱の上に突っ張り棒を置き、それから長さ調節をするようにしました。箱を、固定したい手の代わりにしたということです。
このように、日常生活ではあまり必要ないんだけど、何か作業をするとなると一人では厳しくなる場面はあります。本棚とかは、組み立てにかかる予想時間を大幅に超えてしまいました。たぶん、一人で作る前提で作られてないんでしょう。
ただ、手が必要となるたびに誰かを呼ぶのも申し訳ないです。逆の立場だったら、嫌ですからね。突っ張り棒を支えるためだけに、人の家に行くのは。何かのついでであっても、あまり気持ちのいいものではありません。
一人暮らしをしていると、こうした「ちょっとだけ持っておいてくれれば」「ちょっとだけ支えておいてくれれば」みたいな場面が出てくるので、手が4本ない人は、そういう時にどう対処するのか、考えておいた方がいいでしょうね。