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結局、塾なんだな

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まわりの、子供がいる人たちの話を聞いていると、結局最終学歴に一番影響があるのは、学校じゃなくて塾なんだなという気がしている。

「うちの学校の勉強をまじめにしっかりやっていれば、みんないいとこに進学していきますよ」って言う学校の先生もいるけど、学校の影響でそうなってるかどうかはよくわからない。

もちろん、入試を意識した授業をしたり、夏休みに特別授業をしたり、できない子に補講をやったりして、本当にちゃんと面倒をみるという学校もある。

入試を意識した授業というのは、例えば、最近の場合なら、もうすぐ始まる新センター試験に備えて、プリントや定期試験問題に類題を取り入れる、みたいなこと。夏休みの特別授業では、普段の授業ではなかなかカバーできない、複数の単元にまたがるような問題などを取り上げることもある。できない子への補講では、前の学年の内容の復習なども含む。学校が実質的に塾の役割をしていて、塾代が要らないから親は喜ぶ。生活のメインである学校生活がしんどくなるから、生徒は敬遠しがちだけど。

一方で、入試なんかまったく意識してなくて、全然どうでもいいことをやる学校もある。それがまだ思考力につながるとか興味をそそるような内容ならいいけど、先生の趣味というか、先生の興味だけで突っ走ってしまう授業になっている学校もある。

後者の場合、「学校には頼れない」と判断して塾に行かせる親も多い。みんな学校を見捨てているんだけど、大学入試が終わった後には、いい結果が残る。これを、学校の先生が「自分たちの教育の成果だ」と勘違いする。さらに、この結果を見た受験生やその親も同じように勘違いして、入ってきては、また塾へと流れていく。

「うちは特に対策はしてないけど、最終的にはみんなできるようになる」とか言ってる学校は、後者の確率が高い。授業料が安いからといって入れてみると、結局塾にも行かせることになり、高くついてしまうということもある。

自由でのびのびできつつ希望のところへ進学もできる、といううまい話はなくて、塾化した学校でビシバシやるか、学校を見捨てて塾でがんばるしかないのかな、という気がしている。

(888文字)