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「数式を使わずに~」について

世の中には数式を毛嫌いする人がたくさんいる。そういう人たちは、数式が出てきた瞬間に心のシャッターを閉じ、目が死に、思考停止になり、その話題とは縁を切ろうとしてしまう。

なので、本来なら数式を使って学ぶべきところを「数式を使わずに学べますよ」と言って、客を呼び込むという手法はよくある。

僕は大学で数学をやってたので、ある程度、数式には免疫はある。しかし、数学のどの分野にも精通しているわけじゃない。数学が扱う分野はとても広くて、知らない分野はとことん知らない。知らない分野の数式が出てきたら心は折れる。なので、数式を避けたい気持ちもわかるし、「数式を使わずに」がいい誘い文句になることもわかる。

ただ、注意しておかなくてはいけないのは、数式を使って理解すべきところを「数式を使わずに」理解していっても、ゆくゆくは数式を使わないと先に進めないところに到達してしまう、ということ。そんなに遠くまで行くつもりがないならそれでいいけど、遠くまで行くつもりなら、二度手間になることを覚悟しておこう。

数式を使わずに、というのは、結局、厳密性を欠いた議論をすることを意味する。数式は、わかりやすい言葉や例に翻訳される。誤解を生まないような翻訳かどうかは、翻訳する人の力に依存している。翻訳されたものは、時にわかりやすいが、やはり、誤解を生みやすいと思う。数式も一緒に見ているなら、誤解は少ないだろう。

「数式を使わずに」は、料理でいえば、「包丁を使わずに」とか「電子レンジだけで」というのに似てると思う。はじめのハードルを下げて、初心者でも入りやすいようにしている。そういう意味では、マーケットの拡大に寄与している。ただ、できることは限られているし、うまく翻訳されたレシピしか学べない、という点では同じだ。「もっとこうしたい」「ああいうものも作ってみたい」となると、やはり基礎から学んでいくしかなくなる。

基礎からやらないやつはモグリだ、などというつもりはない。基礎をやってるうちに飽きて脱落してしまう人もたくさんいるしね。ただ、その入り口から入っても、あまり遠くには行けないことだけは覚えておこう。

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