住宅ローンの審査は謎
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これを読みました。
マンション購入記(勢いで購入を決めるまで) | おそらくはそれさえも平凡な日々
この中で、「転職回数が多いと、住宅ローンの審査に不利」というようなことが書かれています。この記事についているはてブコメントにも、この情報が正しいことをサポートするものが見られます。
住宅ローンの審査方法は秘密にされていて、ハックされることを防ぐためにあまり情報は開示されていません。しかし、おそらく昔ながらの働き方が想定されたままなんでしょう。一つの会社にずっといるのがメインシナリオで、一回くらい転職したことがあるというのがサブシナリオ。何度も転職をすることはあまり想定されてなさそうです。最近では複数回の転職も珍しくないですが、世間の動きが反映されるスピードは、きっとゆっくりなんでしょう。
ただ、何度も転職できる人であれば、たとえ今勤めている会社が倒産しても、別の会社に再就職できる可能性が高そう、という考え方もあると思うんですけどね。転職回数の多さより、その時々の収入の推移のほうが大事じゃないかな。その人の返済能力という意味では、今いる会社で何年働いているかよりも、転職市場での市場価値のほうが、実態を表していると思いますけどね。
住宅ローンの審査に通ってローンが組めたら、返済が滞ってさえいなければ、別にそのあと転職しても問題がない、というのも謎です。一般に、転職直後は審査が通りづらいと言われますが、転職のタイミングと審査のタイミングが少しズレただけの違いで、借りれる・借りれないが変わってくるのも、おかしな話です。借りるときだけ大事で、借りた後は大事じゃない、ってことはないはずなのに。
まぁ、会社からクビを宣告されたとして、そのタイミングで「返済能力がなくなったので、家も取り上げます」というのは、あまりにも無慈悲です。貯金があって、そこから返済できるのであれば(これはこれで精神的にかなり厳しい状況ですが)、問題にされないのはいいことです。
借りるまでは大変、借りれたらこっちのもん、という展開になるのは、ある意味、借りる方からしてもメリットがあるのかもしれないですね。