タイトルの役割は興味をひくこと
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これを読みました。
noteで一般の読者さんに読んでもらうなら、冒頭が意味不明になってないかどうか、チェックしてみるのがいいですよ - 結城浩の連ツイ
何に関する記事なのかわからない状態で読み進めるのは難しいので、記事のはじめのほうで説明したほうがいい、という内容です。noteに関する言及ですが、ブログ記事全般にいえる話でしょう。
僕のブログは888文字しかない記事がほとんどなので、冒頭で「この記事は何に関する記事か」を説明することはほとんどありません。そんなのを書いてる暇があったら、本文を書いたほうがいいですからね。一方、8888文字の記事もあるのですが、これらを見返してみると、ほとんど冒頭に説明が入っていました。セーフですね。
ところで、リンク先のツイートを見て、「記事の説明をするのは、本来、タイトルの役割では?」と思いました。が、そのすぐ後に、「実際には、タイトルの役割は『興味をひくこと』になっている」と思い直しました。
検索サイトでの検索結果やSNSで記事が表示される場合、表示されているのは記事タイトルだけのことが多いです(記事概要が載っていることもありますが)。ここで興味がひけないなら、その記事を読みに来てくれることはありません。読まれない記事は、この世になかったも同然です。
記事のタイトルは「人をここへ連れてくること」、記事の冒頭は「人をここから離さないこと」というように、異なる役割を担当していると考えたほうがよさそうですね。
同じことはビジネス書でも起こってます。少し前に疑問形タイトルの本が大量に出版されましたが(今もされてるけど)、あれだって、「改めて聞かれると、なぜだかわからないなぁ」「疑問に思ったことはないけど、そういわれると気になるなぁ」と興味をひくためのテクニックでしょう。
役割の観点からいえば、ビジネス書のタイトルに対応するのは、ブログの名前ではなく、ブログの各記事のタイトル、ということになりそうですね。
「人を連れてくるのが目的」といっても、やりすぎると、釣りタイトルになってしまいます。中身にあったタイトルであるべきなのは大前提ですね。