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友人で、部活の顧問をやってる先生の話

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「学校の先生が忙しすぎる」というニュースが、たびたび取り上げられます。事務が多いとかIT化が進んでなくて効率が悪いなどの理由もありますが、部活動が理由として挙げられることも多いです。部活の顧問をやっている先生は、放課後や土日がつぶれてしまうことが多々あり、負担が大きいためです。

こうしたニュースを聞くたびに、教師をしている友達の話を思い出します。なお、サンプル1の話です。

僕の友達で、大学卒業後にしばらく一般企業で働いたあと、会社を辞めて教師になった人がいます。辞めたのはその会社がイヤだったからというのもあるのですが、教師を選んだのには理由があったのです。「部活の顧問をやりたかったから」らしいのです。

その友達は、昔あるスポーツをやっていました。それほどいい成績をおさめていたわけではないですが、そのスポーツが好きらしく、ずっと関わっていこうと思っていたそうです。自分でスクールを持つほどの実績や腕前はなくても、部活の顧問であれば自分でもなれる、と。しかも、普通の先生は部活の顧問なんてやりたくなりので、「やりたい」といえば、「どうぞ、どうぞ」とすぐにやらせてくれます。

将来自分でスクールをやるにしても、一度学校で指導をした経験がある方が始めやすい、という狙いもありそうです。

もちろん、部活の顧問だけをやるというのは無理です。ちゃんと授業もやらないといけないし、事務作業もあるでしょう。ただ、企業で働いていたときに、エクセルなどの使い方をマスターしていたこともあり、他の人より効率的に要領よくやっているようです。

もちろん、これはすごくレアなケースでしょう。イヤイヤ部活の顧問をしている先生がほとんどのはずです。中には、全国制覇を目指す高校野球の監督のようなケースもあるでしょうが、それだと顧問になるための競争が激しすぎます。ピンポイントでうまくいいポジションにおさまったレアな例です。

今の世間の流れだと、部活の顧問を外だしするとか、部活をなくす圧力が高まっていきそうです。ただ、そうなると、部活をやりたくて教師になったこの友人はどうするんだろうなぁ、と思ったりするのでした。

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