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安すぎるセールって逆に購買意欲がそがれない?

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某オンラインファッションサイトで、90%オフとか95%オフといったセールをやっているというCMが流れていましたが、安すぎて逆に購買意欲がそがれませんか?

夏が終わる頃になってもまだ夏物が売り切れてないとか、冬が終わる頃に売れ残ったコートを売ってしまいたいというケースでは、ある程度の値引きも必要だとは思いますが、それでも、90%以上安いっていうのはやりすぎ感がありますね。

単純計算で行くと、90%オフなら元の価格で10枚買えますし、95%オフなら20枚買えますからね。

こんなことをしていては、定価に対する信頼感がなくなってしまうでしょう。もしくは、「定価は、将来値下げするためについている価格だ」と認識されて、みんな、セールを織り込んでしまうんじゃないでしょうか(もうすでにそうなっている説もありますが)。

これにより、当初はセールをするつもりがなくても、消費者はセールを織り込んでいるのでシーズン前には購入せず、結果的にお店がセールをせざるをえなくなるという、デフレスパイラルと同じようなことが起こってしまいます。

家電の場合も、発売当初は値段は高く、徐々に下がっていきます。ただ、発売当初に買った人は、最新機能を早くから使えたわけで、もし半年後に値下げされたとしても、その半年間は他の人よりも最新機能を堪能できたと考えられます。また、売れれば、大量生産ができることによって、値段が下がるのもわかります。

服の場合は、シーズンの終わりに買った服は、次のシーズンまで保管するコストがかかりますが、来年には着れますよね。今シーズンの前に買った場合と後に買った場合は、次のシーズンを迎えるときには同じ状態でしょう。家電の値下げとはタイプが違います。それでこの価格差がつくのはみんな納得してるんですか。

90%オフとかの商品が、客寄せのための数点しかないなら、それはそれでセールに対するガッカリ感があります。多ければ多いで、「じゃあ、あの定価はなんだったんだ」という気持ちになります。「セールだ、やったー!」という気持ちより、価格に対する不信感がわいて、購入意欲がなくなってしまう気がします。

(888文字)