実力と年収って相関あるのかあやしいよね
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これ読みました。実力と年収の職業別相関表があれば、職業が体系的・網羅的に見える、そうなればもっとましな仕事選びができるのではないか、という内容だと受け止めました(後半は違うけど)。
なぜ職業人のマーケットでの実力順位と年収相関を職業毎に明らかにしないのか? - ベンチャー役員三界に家なし
実力と年収の職業別相関表ですか。あると面白いと思います。見ると思います。熟読すると思います。一部の大企業だけになるけど、東洋経済とかがたまに会社別の平均年収を出してたりしますよね。
興味はあるんだけど、それがいい仕事選びにつながるかは謎ですね。
まず、「実力と年収」に相関があるのかあやしい。実力がなくても年収が高い、会社の中での評価が高い、という人はたくさんいます。もちろん逆も。あの人できないのに見せ方がうまいとか、あの人よくできるのに上司に恵まれずに残念とか。そういう見せ方とか運も含めて実力と呼ぶのかもしれませんが。
そもそも実力ってなんだろう。学校のテストのように、会社員を対象とした何か統一的な基準があるわけではないからね。スポーツ選手のように実力が測りやすい職業もありますが、普通の会社員の実力って測るのが難しい。
もし仮に相関があったとしても、固定的ではない、というのもありますね。中学生が相関表を見て、ある職業を目指したとする。でも、実際に就職するときには、相関は変化しているでしょう。
また、年収だけが幸福の指標ではない、というのもあります。もちろん、お金は大事です。生活に直結します。しかし、残業時間だって生活に影響します。仕事から得られる充実感なんかも精神的な面から関係してきます。社会的な地位に満足感を得ている人もいるし、金より好きなことをしたいという人だっていると思います。それらを横に置いといて、年収という軸に焦点をあてるのはミスリーディングだと思いますね。
仕事を網羅的に知って、そこから一番自分にあうものを選ぶ。それができれれば理想的です。ただ、現状ではそれは難しい。自分の実力から仕事を選ぶなら、自分の大学OBの就職先を参考にするくらいが現実的なのかな、と思います。