今日も8時間睡眠
888文字のブログです

理系の僕も使わない言葉

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はてなの匿名ダイアリーにこんなのがありました。

理系は使わない言葉

「理系はこんな言葉は使わないよ、こんな言い回しはしないよ」という内容なんですけどね。僕もいろいろ思うところはあります。

■それ以上でもそれ以下でもない それは空集合です

これ、いつも悩むんですが、一つの定型文みたいになってるから使わざるを得ないんですよね。似た表現で、「友達以上でも友達以下でもない」ってのがあるんだけど、これも厳密には「友達でもない」ってなっちゃうんですよね。

■次の次元 彼は既に次の次元で世界を見ています。みたいな。

次元については、一般的に誤解されてるところが他にもあると思います。例えば、3次元は縦横高さ、4次元はそれに時間が加わったもの、って考えてる人が多いんですよね。だから、「5次元になると次は何が含まれるの?」みたいに言う人がいるんですけど、そもそも考え方がおかしいんですよね。

次元というのは、一つの要素を特定するのに必要な項目数のことです。僕たちの生きている空間を考えた場合、「一つの点を特定するには縦横高さの3つが必要だから空間は3次元」という考えはあっています。しかし、3次元というのは空間だけを指しているか、というとそういうわけではないんですね。互いに影響を与えない3つの要素が必要なら、その世界は3次元なんです。

つまり、僕たちの生きている空間は3次元ですが、3次元なら空間というわけではないんですね。同様に空間+時間は4次元だけど、それだけが4次元というわけでもないんです。5次元なら次は何が含まれるのか、っていうと、空間+時間で表現できないものを入れたらなんでも5次元になるんですよね。

■方程式が崩れる 僕からすると方程式は基本崩れないと思います。 仮説が崩れて定理が成立しなくなった、とかでしょうか。

同意ですね。法則は崩れるけど、方程式は崩れないと思いますね。

個人的には、確率と確立を書き間違えてるのを見ると、イラッとしますね。あと、確率0%と「発生しない」を同じ意味で使っている人もたまに見かけますが、これも本当は意味違いますからね。確率0%でも、発生することはありますからね。

(888文字)

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