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FXで大半の人が負ける理由は、「うぬぼれ」

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これを読みました。

FXは為替が上がるか下がるかという二者択一を予想するだけのに、なぜ半分では無く大半の人が負けるのかという話

「損をするのは手数料をとるから」と書かれていますが、FXにおける手数料なんてほんの少ししかありません。競馬や宝くじは、還元率が100%よりだいぶ低いですが、FXにはあてはまりません。もし、手数料が全くかからなかったとしても、負ける人は多いと思います。

大半が負ける理由の一つに、「利益確定は早く、損切りは遅くなりがち」というのがあります。特に、損切りの遅さは致命的です。誰でも「自分が間違っていた」ということは認めたくないので、損が出ていてもネバる傾向があります。しかし、一度為替に動きが出ると、しばらくその方向へ動くことが多いので、たいていの場合、損が拡大します。そして、耐え切れずに大損する、という結果になります。

予想が当たる・外れるも大事ですが、そのあとの残高コントロールも重要です。9勝1敗でも、トータル収益がマイナスということは普通に起こりえます。

大半が負けてしまう、もっと根本的な理由は、「うぬぼれ」です。取引にするにあたり、経済指標や政治動向、要人発言などの収集・分析くらいは、みんなしています。「勉強したから稼げる」とかいう優しいものではありません。お金がからんでいるのだから、みんな必死でやってます。知識量や分析力で勝負できるなんていうのは幻想です。

それに、そもそも為替が常にロジカルに動くというわけではありません。市場の噂で動くこともあるし、誰かが仕掛けることだってあります。こうしたときに、「自分は勉強したから正しいはず、為替の動きのほうが間違っている」などと思い込んでいると、損切りが遅くなってしまいます。

FXや株をやりたいという人に言えることは、「余剰資金でやってください」ということだけです。なくなってもいいお金でやってください。老後の資金や教育資金を、全力で金融市場にぶちこむことだけはやってはいけません。

「うぬぼれない」というのは、僕も含めてほとんどの人ができないので、安易に立ち入るといいカモにされて終わってしまいます。

(888文字)