アイデア発案者が考えるべき、「なぜ」と「どうやって」
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これ読んだけど、完全に同意。
アイデアを出すことが企画だと思ってる奴は100万回死んでいい 島国大和のド畜生
思いついたアイデアをいうのは数秒だけど、それを実現するには金も時間もかかる。だから、提案したアイデアを実現させたいなら、まわりを納得させるツールとしての「ロジック」を用意しておかなくてはいけない、という内容。
これ、アイデアを出す人が企画部みたいなところだったらまだいいんだけど、自分の上司がこういう人だった場合は最悪。他部の意見なら拒否権を発動できるかもしれないけど、上司だったら普通は従わざるを得ない。特に、自分とその上司の間にイエスマン中間管理職がいたら終了。「上の方針だから。それをやるのが君の仕事だから。」みたいな謎論理を押し付けられる。
上の記事では、ロジックを用意しない要因として、「アイデア発案者が、アイデア実現部分をブラックボックス化してるから」と言ってるけど、これもそのとおり。
アイデア実現化のために、考えるべき問題は大きく2つあると思います。
「なぜそれをやるか」と「どうやってそれをやるか」。
「なぜ」については、例えば、会社や部の目的・方針、費用対効果などとからめて説明される部分です。前者は理念的な問題、後者は現実的な問題です。
「どうやって」については、既存の枠組みとの整合性や、実現に向けての役割分担などの問題があります。ここでは、今走っているビジネスの枠組みや人を理解し、頭の中でシミュレーションする必要があります。誰が何をやっているかわからない、どうやって物事が進んでいるのか理解できていない、という状況ではシミュレーションができません。実現部分をブラックボックス化して考えてしまうと、「実現方法は俺の考えることじゃない」とか「どうせ実現は簡単にできるだろう」みたいな認識になってしまいがちです。その結果、提案されたアイデアに現場の人たちが拒否反応を示すという悲劇につながります。
両問題ともロジックが必要で、特に「どうやって」については、ビジネスへの理解が必要です。企画が「思いつきアイデアを出すだけ」な簡単なお仕事であるはずがありませんよね。