会社員がオワコンでも、会社員以外が最適解というわけではない

これ読んだ。

「歯車を舐めんなよ、歯車みたいな仕事をしていても人生は幸せ」という名言は就職したくない方に捧げたい|らふらく^^ ~ブログで飯を食う~

ほんとこれ。世間では、というか、特にネット上では、「会社員なんてオワコンで、これからは自由に生きるのがいい」なんて言ってる人もいるけど、自由に生きるのって全然楽じゃない。会社員が楽ってわけじゃないけど、会社員がいろいろな意味で守られてるのは事実。お金の面でも、保障の面でも。自由に生きるってのは、何かスキルがあったり、何か結果が出せる人にはいい生き方だけど、そういうのがない人には地獄。

就職とか結婚とか、そういうこれからの生活にずっと影響を与えるようなことを考えるうえで、世間の流行りとかを導入するのはとても危険。就職ランキングとか結婚相手に望む条件ランキングとかを見て決めるのは、ほんとにダメ。見てもいいし参考にしてもいいんだけど、そのランキングが自分のこれからの人生の責任をとってくれるわけじゃないんだから、ちゃんと自分で責任もって判断しないといけない。今日の晩飯を決めるのに、食べログ見たりクックパッド見て決めるのとはわけが違う。

会社員になれるメリットが昔と比べて薄れてきたことは事実。会社は倒産することもあるし、給料も上がるかわからない。昔の会社員と比べて今の会社員の待遇は悪くなっている。が、だからといって、「会社員にならないで生きていく」ということが最適解になるわけじゃない。フリーターと呼ばれたり、ノマドと呼ばれたり、名前はころころ変わっているんだけど、会社員以外の道が大変なことに変わりはない。たいていの場合は給料は低く、不安定で、保証も少なく、将来の選択肢も少ない。新卒で大企業に入る確率はゼロじゃないし、そこから転職する、フリーになるという選択肢も一応はとれる。しかし、新卒ですぐ会社に入らなければ、もう大企業に入れる確率はほぼゼロ。こんな仕組みはおかしいと言っても、しばらくはこういったルールが続きそうなんだから仕方ない。

一生を決めることに、流行りの意見なんて導入するのはやめよう。自分で考えて答えを出そう。