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課題解決型じゃない営業

このニュース、読みました。

政府は3日、労働基準法など労働関連法の改正案を閣議決定した。長時間働いても残業代や深夜手当が支払われなくなる制度の新設が柱だ。政府の成長戦略の目玉の一つだが、労働組合などからは「残業代ゼロ」と批判されている。2016年4月の施行をめざす。 「残業代ゼロ」法案を閣議決定 裁量労働制も拡大:朝日新聞デジタル

時間でなく成果で評価するという新しい働き方の話ですね。前からいろいろ関連話が出てますけど、個人的には「時間での評価もろくにできていなかったのに、成果で評価なんてできるわけないだろ」ってことしか思いませんが。

上のニュースの最後の方に、企画業務型裁量労働制の対象が拡がる話も書かれています。「課題解決型の営業」や「工場の品質管理」業務も対象にするとのこと。

新しく対象となる「課題解決型の営業」って何なんでしょうね。最近よく言われてる、提案型営業とか、ソリューション型営業とかいうやつですかね。お客さんから課題を聞いて、その課題の解決を提案する営業。自分が売りたいから売るのではなく、相手に買いたいと思わせてから売る、って感じですかね。理想的なことを言えば、営業は全部この課題解決型であるべきじゃないかと思うんですよね。

逆に、課題解決型じゃない営業ってどういうのでしょうか。相手には特にメリットのないものを押し付けたりお願いして買わせるっていう営業ですか。義理人情プレゼントで売る営業ですか。「課題解決型じゃないけど、イメージはいい」という営業スタイルは、僕には想像できません。

営業の人に、「あなたの営業スタイルは、課題解決型ですか?」って聞いたら、普通は「そうだ」って答えるんじゃないですかね。「課題解決なんてしないよ」と答えられる人はいないと思うんですよね。できてなくても、課題解決型だ、って答えそうです。営業部長も「我々は、課題解決型営業をしている」と言っちゃうと思います。

ということは、「課題解決型の営業」って、実は何も制限してなくて、営業全体になるってことじゃないですかね。これ、実質的には営業マン全員が対象になってるっていう話なんですかねぇ。

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