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「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」のすごさ

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「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」は、テレ朝系で平日の昼過ぎに放送されている料理番組。この番組は、構成がなかなかおもしろい。

まず、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」という番組名に着目してみる。この名前から想像される番組内容は、「上沼恵美子がおしゃべりしながら、上沼恵美子が料理をする」というものだろう。しかし、実際には、上沼恵美子は料理はしない。しゃべっているだけである。じゃあ誰が料理をするのかというと、料理の先生である。つまり、

「上沼恵美子の『おしゃべり・クッキング』」

ではなく、

「『上沼恵美子のおしゃべり』・クッキング」

ということなのだ。切るところを間違ってはいけない。

先生が料理している横で、上沼恵美子はひたすらしゃべっている。しかし、一人でしゃべっているわけではない。この番組には、ゲストが登場する。ただ、このゲストの扱いがなかなかひどい。

料理番組なので、基本的にカメラは料理の風景を映している。手元を映すときもあるけど、引いた画が映し出されることもある。このとき、料理をしている先生が映るのは当たり前だが、実は上沼恵美子も映っている。上沼恵美子もキッチンにいるのだ(料理はしないけど)。しかし、そこにゲストの姿はない。

ゲストはどこにいるのかというと、キッチンから遠く離れた、カメラに映らない端っこの方に座らされている。上沼恵美子に話を振られてカメラに映ることもあるけど、そんな機会はあまりない。まして、ゲストから上沼恵美子に話題を振るなんてこともない。たまに、話を振られていないのに、カメラがゲストの方を映すことがある。しかし、こういうとき、たいていは先生が料理をしている姿をぼーっと見ているやる気のない顔が抜かれる。ゲストはほとんど映らない上、映っても良く撮ってくれない。ゲストの扱いがひどい。

番組は10分ちょっとの長さなのに、CMは2回も入る。他の番組なら、番組の最後にゲストが宣伝したりするけど、この番組ではそういうことはほとんどない。しかし、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング 月刊テキスト○月号」の宣伝は、番組の最後に入る。

なんという番組なのだろう。

(888文字)