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仕事は複雑化する

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仕事をしていると「あの人、昔この仕事をしてたのに、ぜんぜんわかってない」みたいな展開によく遭遇する。ここでいう「あの人」っていうのは、ある程度年齢が上で立場も上の人のこと。例えば、営業経験のある部長が営業部員の大変さを忘れたかのように部員たちに無理難題を言ってくるとか。「経験があるから、あの人はわかってくれているはず」という期待感もあり、その反動で失望も大きくなっちゃう。

まぁ、立場が変わるとロジックも変わるというのはよくある話だし、そもそも昔のことだから忘れちゃったよ、っていう残念なこともあるし、「わかってない」理由はいろいろある。で、そうした理由の一つに、「仕事は複雑化するものだから」っていうのがあると思う。

はじめはシンプルだった仕事も、業務拡大や組織変更などのポジティブな出来事や、ミスやトラブルなどのネガティブな出来事を経て、複雑になってしまうということはよくある。「このお客さんにはこういう特別対応をする」とか「ミスを防ぐために、手間だけどこういう手順で作業する」とか。

物事は放っておくとどんどん複雑になってしまうから、意識してスリム化していかないといけない。だけど、時間もないし考えるのもめんどくさいんで「複雑だけど頑張る」っていう選択をとってしまいがち。そして、現場はどんどん疲弊する。

身の回りで一番わかりやすい例に、「コンビニバイト」がある。まだ20世紀の頃って、コンビニバイトは誰にでもできる簡単な仕事っていう認識だったと思う。でも最近は、時給はそんなに変わってないけど、業務内容ははんぱなく複雑化してる。この10数年でコンビニはかなりコンビニエントになったけど、その分働く人の負担は増えてる。

昔の認識で「コンビニバイトなんて、誰でもできる仕事でしょ」と思っているとしたら、一番上に書いた「ぜんぜんわかってない」って働いている人から言われるパターンに該当してしまってると思う。

自分の経験から「あの仕事はそんなに大変じゃない」とか「誰にでもできる」と思っていたとしても、時間がたてば複雑化している可能性があることを、意識しておいた方がいいのかもしれない。

(888文字)