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靴下が片方ずつなくなる現象と見えない問題について

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生きていたら出くわす現象の一つに、「靴下が片方ずつなくなる」っていうのがあると思います。僕も昔は片方だけなくなるといった出来事によく遭遇していました。

洗濯したときにベランダに落としちゃったとか、旅行に行ったときに忘れてきちゃったとか、穴が開いてたんで家族の誰かが捨てちゃってたとか。いろいろ理由はあると思うんですが、なぜかなくなるときは片方だけだよな、っていう印象が残っています。

ただ、これはよく考えると当たり前で、両方ともなくなっていたら気づかない、っていうだけなんですよね。片方の靴下が残っていると「もう片方がない」ということにはすぐに気づけます。しかし、両方の靴下がない時に「両方の靴下がない」ことに気付くのは至難の業です。家中の靴下の在庫を把握し、すべての靴下の存在場所を知っていないと気づけません。特別お気に入りの靴下でもない限り、両方の靴下がないことに気付くのは難しいです。

僕はこの「靴下が片方ずつなくなる現象」に対しては、「同じ靴下を何足も買う」ということをしています。穴が開いて捨ててしまったり、紛失してしまったとしても、こうしておけば、ペアを作ることができます。それに、ユニクロは、3足で千円とか4足で千円という売り方をしているので、まとめて同じ靴下を買っても、心理的に「もったいない」という気持ちが薄らぎます。一方で、1足300円の靴下を、3足も4足もまとめて買うという場合なら、「こんなにいらないかも。もったいないなぁ」と思っちゃうので不思議です。

靴下が片方ずつなくなる現象については、個人的には「なくなること」が問題なのではなく、「片方しか残らない」ことが問題であると認識しています。そして、後者の問題に対して対策をとっている、ということです。穴が開いたから捨てるというのは、消耗品である限り避けられません。片方を捨てることになるのは仕方ないです。ただ、穴の開いてない、もう片方の靴下まで捨てるのは問題です。

そもそも靴下をなくさないようにするという対策もあり得ますが、なくしても(捨てることになっても)大丈夫にするという対策のほうが省エネだと思います。

(888文字)