塩焼きそばを頼んだら、塩焼きそばが出てきた話
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お好み焼き屋さんに行ったときの話。
お好み焼きを注文するときに、いっしょに焼きそばも頼もうという話になったので、オーダーしたんですよね。そうすると、店員に「ソースと塩がありますが、どっちにしますか?」と聞かれました。「じゃあ、塩焼きそばで」と言うと、店員は伝票に書きこんで、奥の方に入っていきました。
そのとき、ふと伝票を見たのですが、そこには"s"と書かれていました。僕はとっさに、「あぁ、塩はサ行だから、サ行の"s"なんだな」と思いました。
いやいや、ソースもサ行だよ。どっちも"s"になっちゃうよ。この書き方で、どうやって塩とソースを区別するんだろうと疑問に思いました。
しかし、僕はひらめきましたね。英語です。「塩はsaltだから、saltの"s"なんだな」と、ひらめいてしまいました。
いやいや、ソースもsauceだから、"s"だよ。どっちも"s"になっちゃうよ。この書き方で、どうやって塩とソースを区別するんだろう、と再び疑問に思いました。
それ以降は別にアイデアは浮かんでは来ませんでした。友達と「どうやって区別するんだろうねぇ。本当にこの書き方で塩焼きそばが来るのかなぁ」なんていいながら、焼きそばを待っていました。
そうしたらなんと、塩焼きそばが出てきました。
塩焼きそばを頼んだんだから、塩焼きそばが出てくるのは当たり前です。しかし、間に"s"と書かれた伝票が入ってきたので、話が混乱してきました。どうやって塩とソースを区別しているのか。
ひょっとしたら、「ソース焼きそばは目印無し、塩焼きそばは"s"と書く」というルールがあったのかもしれません。「焼きそばと言ったらソースだろ」という理念があるとか、昔はソース焼きそばしかなかったけど新しく塩焼きそばも始めたとか、そういう背景があって、「ソース焼きそばがデフォ」ということなのかもしれません。ただ、目印無しだと、ソースなのか塩の"s"を書き忘れたのかどうかわかりにくいので、あまりやり方としては良いと思わないけどなぁ。
結局、なぜ塩焼きそばが出てきたのかわかりませんでしたが、お好み焼きと塩焼きそばはおいしくいただきました。