日本語のドラマを字幕付きで見る
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テレビの字幕は音が聞こえない・聞こえづらい人のためにあると思いますが、聞こえる人にとっても字幕は役に立ちます。僕はたまにドラマを字幕付きで見ています。
大河ドラマなどの時代劇では、字幕はかなり助かります。普段使わない昔の言葉やかたい言葉が多く使われているし、方言などもよく使われています。これらを音だけで判別するのは、難しいことも多いです。このような場合でも、字幕、特に、漢字で表示されれば、意味を把握しやすくなります。
過去に大河ドラマを何度か見ていますが、途中で話を見失う、話がわからなくなることがありました。日本語のドラマとは言え、古い言葉や地方の言葉だと、わからないものがあっても不思議ではありません。字幕を見ながら、「これは聞くだけでは理解できないなぁ」と思う場面はちょくちょく出てきます。
これは、役者の力量などとは関係ありません。滑舌やイントネーションが変わっても、わからないものはわからないです。普段話もしないし聞きもしない言葉なら、ほとんど外国語みたいなものでしょう。なので、どちらかというと、外国の映画を字幕で見ることに近いのかもしれません。
テレビの字幕を見ていると、いろいろ配慮されていることに気づきます。例えば、字幕は画面の下側に出るのではなく、話している人の近くに出ます。話が続くときは、そのことを記号で表してくれます。複数の人が話しているときは、セリフを色で分けてくれたりもします。また、誰のセリフなのか、会話の初めに名前が入ることもあります。
このあたりは、映画の字幕と大きく異なります。映画館では画面が大きすぎるので、同じことを映画でやると、字幕を追いかけるのが大変です。テレビの字幕だからできる配慮なのでしょう。
バラエティなどでは、聞き取れなかったけど気になった箇所があった場合に、そこを確認するために字幕を見る、というのをたまにやります。バラエティはすでにテロップという名の字幕だらけですが、テロップにならなかった会話をテロップのまわりに字幕で表してくれています。
案外、日本語の番組でも字幕が役に立つ場面があるので、使ってみると発見があるはずです。