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カップ麺作成能力が下がった

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新型コロナが流行する前は、基本的に外食か弁当がほとんどで、カップ麺ですら作っていませんでした。しかし、新型コロナが流行してからは、外食も思うようにできず、買い物の回数も減らしたことがいいということで、カップ麺も食事の選択肢に入るようになりました。

そういうわけで、数年ぶりくらいにカップ麺を作るようになったのですが、今のカップ麺はものすごく説明過多になっていますね。カップ焼きそばを食べることが多いのですが、カップ焼きそばなんて、ふたを開けてお湯を入れて数分待ってお湯を切ってソースを入れてかきまぜるだけで終わりです。ですが、わざわざ手順を番号で書いてくれているし、絵でも説明してくれています。「小袋が2つ入っています」とか「ふたの上であたためてください」とか、いたるところに説明書きがあります。

「小袋が2つ入っています」の注意書きは、ふたの奥の方に小袋が隠れていて、お湯を切った後に出てきて苦情になった、というケースがあったんでしょう。「ふたの上であたためて」は、そっちのほうがおいしくなるから、もしくは、固まっていたものが柔らかくなるからでしょう。昔はこんなことは書いてなかったと思いますが、今はこうしたことも書いてくれてるんですね。

この「ふたの上であたためて」が増えた結果、「ふたの上であたためないでください」という注意書きも見るようになりました。あたためると逆に固まってしまうんでしょう。ふたの上であたためるのが普通になってしまった人にとっては、なんでもふたの上であたためてしまうのかもしれません。そういう人に向けたメッセージですね。

説明書きの多くなったカップ麺を見るたびに、「いやいや、こんなに説明いらないでしょ」と思って油断していたら、この前、作り方をミスってしまいました。お湯を入れるタイミングでかやくも入れなくてはいけなかったのに、お湯を切ってからそのことに気づきました。もう、懇切丁寧に説明されることに慣れてしまって、逆に説明書きをちゃんと読まなくなってしまいました。「カップ麺の作成能力が下がってしまったなぁ」と、カリカリのかやくを食べながら思っていました。

コブクロ ワーナーミュージック・ジャパン 2018/12/05
(888文字)