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スーツ業界がかわいそうすぎる

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この前街を歩いてたら、たまたまスーツセレクトを見かけたんですけど、スーツ業界ってもうずっと逆風が吹いてますよね。

スタートは、2005年から始まったクールビズ。浸透していくスピードは遅かったけど、ノーネクタイは普及しだすと、あっという間でした。まぁ、ノーネクタイは一回経験すると、もう戻れないですからね。これでまずスーツ業界はネクタイが売れなくなりました。

クールビズには、ノージャケットも含まれていますが、ノーネクタイに比べると普及速度は遅かったです。ただ、これも普及しだせば、速かったですね。特に、東日本大震災で節電ムードになったのも、大きな後押しとなりました。

これでスーツ業界はスーツの上側があまり売れなくなりました。一方、半袖のシャツとか、スーツの上1下2のセットみたいな売り方が出てきました。

その後は、「働き方改革」の一環で、オフィスカジュアルを取り入れる会社も出てきました。若いIT系の企業ではオフィスカジュアルのところがほとんどでしたが、大企業でも、お客さんに会わない職種の人はスーツを着なくてもいいところが増えてきました。

そこへ来て、新型コロナです。出勤をせずにテレワークをすることになり、今までスーツを着ていた人も徐々に着なくなりました。オンラインミーティングでは、スーツの下側がいらなくなるということも起きています。

ネクタイもいらない、スーツの上もいらない、下もいらない。すごい展開になってきました。

今持っているスーツを捨てることはないにしても、買うペースはすごく遅くなりそうですし、予備として2着3着持っておこうと考える人も減りそうです。スーツセレクトはあまり高くないので、おそらく薄利多売方式だと思うのですが、量が売れないとかなり厳しそう。

そもそも、緊急事態宣言が出ている中で街を歩いている人は減っているし、買い物をする人だって減っているでしょう。閉店要請はないだろうけど、逆にいうと、そのせいで飲食店みたいな補助もたぶんないんでしょうね。

新型コロナが収まったときに、昔のようにみんながスーツを買うような世界に戻っていくかというと、かなり厳しい気がします。

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