コンテンツが人質にとられてる
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動画配信サービスのGYAO!が終了するみたいですね。
「GYAO!」3月で終了 開始18年、動画配信の競争激化: 日本経済新聞
もちろん存在は知ってましたが、M-1の動画を見るくらいしかしてませんでした。そのM-1も最近はYouTubeで見ることが多かったので、個人的にはほとんど利用していませんでした。
映画系はネットフリックスとかアマゾンプライムに流れて、テレビ系はTVerに流れたので、厳しい戦いだったんでしょう。昨年末のサッカーでAbemaも伸びてきて、差がつきすぎてしまったのかもしれません。
GYAO!で買ったものは見れなくなるらしいのですが、これ、購入者としては恐ろしいですよね。結局、物理的なものを持っておかないと、コンテンツは永遠ではないんだな、という。本なら物理的に保有することはできるけど、オリジナルの映像コンテンツは保有できないこともあるので、あきらめるしかないんですかね。
例えば、映画やテレビドラマは、何年たっても残るじゃないですか。永遠ではないにしても、数十年前の作品は今でもたくさん見れます。少し前にも、「ローマの休日」がテレビで放送されてましたしね。でも、最近の、映像系プラットフォーマーが作ったオリジナルコンテンツって、その会社が倒産したら、コンテンツごと消えてしまいそうなんですよね。そのコンテンツたちは、この世から存在しないことになってしまう。
これは映像を作る側からしても問題ですよね。演者や監督たちにとっても、過去の仕事が急に誰からも見られなくなってしまうわけですから。本の場合であれば、著者の手元にデータがあるはずなので、他のところに持ち出すことはできるかもしれませんが、映像の場合は複数の人がかかわっているので、誰かが持ち出して別のところに移すのは難しいでしょう。
プラットフォーマーがオリジナルコンテンツを囲い込むことは、ビジネス的には正解なのかもしれないけど、ユーザーや制作陣にとっては、コンテンツが人質にとられてるっていうことなんですよね。コンテンツを買うときに、そこまで考えるのはめんどくさいんですが、何かいい方法はないんでしょうか。