刑事コロンボシリーズを見てました
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僕は古畑任三郎が好きで、リアルタイムではずっと見ていました。これに関連して、古畑に関する他の人のコメントや雑誌での紹介文などを読む機会もあったのですが、「刑事コロンボ」の話がよく出てくるんですよね。
古畑もコロンボも、はじめに犯行場面を見せるという倒叙ミステリーであることはいろんな記事を読んで知っていました。しかし、他にどのあたりが似ているのかは、わからないままでした。借りて見るほどのことでもないか、と思ってここまできてしまいました。
ところが、たまたまBSのテレビ欄を見ていたら、土曜の夕方にBSプレミアムで放送してるのを見つけたんですよね。最近全シリーズを終えたのですが、僕は56話「殺人講義」から見ていました。
倒叙以外には、犯人への問い詰め方が似てるなぁと思いました。人の都合を考えずにどこにでも現れて、「もうこれで質問は終わりますから」と言ってからさらに追加で質問したりとか。まぁでもこれくらいでは、パクリっていうほどではないかなと思いました。
古畑の話し方、今泉の存在、視聴者への問いかけ、そしてあの音楽。こういうのがおもしろさにつながっていました。自分の基準ではパクリとは言えないとわかっただけでも、見れてよかったと思います。
コロンボもいくつかシリーズが分かれていて、僕が見たのは結構終盤。60話の「消えた花嫁」はかなり違和感あって、「これは賛否が分かれそう」と思って検索してみたら、やはり賛否が分かれてました。
その後も、新しい話を見ては、上のブログで反応を読んだりしていました。
新シリーズになるほど冒険色が強まり、「こんなのコロンボじゃない」って意見が多くなってるようです。僕も古畑を見ていたときは、同じようなことを思っていました。終盤のシリーズになると、西園寺(石井)や八嶋の登場によって今泉の存在が薄くなってしまった上に、推理がとんとん拍子に行き過ぎるようになったんですよね。向島の扱いがめんどくさくなって、微妙にすべってる感じになっていたのもありました。そういうところは別に似なくてもいいんだけどなぁ。