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AIとのビーチフラッグに勝てる気がしない

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AIに関するニュースはこの数年で目にする機会がかなり増えました。分野も、運転、画像、音声、ゲームなどさまざまですが、ここ最近では、ChatGPTのニュースや記事がかなり増えてきました。で、こういうニュースも見ました。

[速報]マイクロソフト、ChatGPTベースの「Microsoft 365 Copilot」を発表。AIがExcelの数字を分析しグラフ化、PowerPointを自動生成、長いメールを要約など - Publickey

上の記事によると、「Microsoft 365 Copilotは今後数カ月以内にWordやExcel、PowerPoint、Outlook、Teamsなどすべてのプロダクティビティ製品群に搭載される予定」ということで、どんな使い勝手かはよくわからないし、はじめのうちは「業務には使い物にならないね」ってことになるかもしれないけど、実用レベルになるのは時間の問題かもしれません。

「AIが仕事を奪う」という言い方があるけど、実際には、「今まで人間が生み出してきた付加価値が陳腐化される」ということだと思います。どんな付加価値が陳腐化されるかは分野によります。例えば、将棋AIがいくら強くなっても、人間棋士同士の勝負の価値が陳腐化するわけじゃないし、これを見たい人はこれからもいるでしょう。一方、上のマイクロソフトのような取り組みが進めば、ホワイトカラーが生み出してきた付加価値は陳腐化していくと思います。

ぜんぶが陳腐化するわけじゃないかもしれないし、エクセルやパワポの作成スキルが、AIへの指示スキルに置き換わるだけかもしれません。ただ、どの部分が陳腐化してしまうのかがあまり予想できないのが不気味です。かといって、これから新しいスキルを身につけるのもなぁ。AIに仕事が奪われないような分野は少なそう。AIとのビーチフラッグに勝てる気がしません。

消費者からの観点で言えば、便利さは上がっていくはずなので、AIの進化は喜ばしいのですが、労働者として見れば、これからどの分野・立場で仕事をするのか、自分のポジショニングが難しすぎて、不安しかないですね。

(888文字)