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バカリズム脚本ドラマ「侵入者たちの晩餐」の「絶対に2回見てもらうんだ」という強い気持ち

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2024年の正月にやっていたドラマ「侵入者たちの晩餐」を見ました。以下、ネタバレがあるので、まだの人は、Netflixとかhuluとかで。

まず、CM入れて2時間のドラマで、15章もある。ロードより長い。短いスパンで章が変わるが、後半は中心人物が変わってネタばらしとなるので、おもしろいしテンポがいい。

途中、賞味期限が近い食材で料理をするとこと吉田羊を放置するとこは、普通に考えてありえんだろと思うけども、それ以外はスイスイ進んで引き込まれる。謎が次々に明らかにされるし展開も速いので、どんどん見てしまう。

吉田羊がヨガ好きの友達というおまけみたいな存在だったのに、ヨガのせいで第三者から見たら謎の集団に見えるという役割をゲットし、後半にはガッツリとストーリーに関係した人物に昇格する。離婚したときの話がこうつながるのか。設定を余すことなく使い切るのは、まるで平岩紙の料理のよう。

角田の端折りすぎの経緯説明が最高に笑える。呼吸だけの説明。その後の「キモっ(足ピーン)」という反応もおもしろい。途中の大げさすぎるラ・カンパネラもよかった。「田中さん?」「いえ違います(目を伏せる)」もクスッとくる。

トータルで見てみると、3億円を山分けする話で始まって、駐車場代を3人で分ける話で終わるというのもシャレている。

このドラマ、見終わると、後でいろいろなことがわかるので、もう一度初めから見るとおもしろいよ、と宣伝してた。たしかに。それを見越してこの構成なのか。すごいな。

あの人形のカットがいたるところに出てくるとか、彼が3人とすれ違っていることとか、コンシェルジュがたまたまいなかったこととか、ソファの下がちょっと揺れるとか、袋に入ってたタンス預金の話とか。見返すと、忘れてたり見落としてた細かなとこに気づけて楽しめる。

会話や行動がリアルなのもいい。家事の話が出てくるのは、家事ヤロウで学んだことなのかな(番組は見たことない)。餃子のフタにタレをそそいで食べるのとかもリアル。ちなみに、僕はダイレクトにタレを餃子にかけるタイプです。

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