黒澤明監督の「生きる」を見たけどよくわからなかった
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前にテレビでやっていた、黒澤明監督の映画「生きる」を見ました。が、どういうところがいいのか、よくわからなかったです。以下、ネタバレあります。
役所で毎日生気なく仕事をしていた主人公。余命宣告をされ、当初は、貯金をはたいて豪遊したり、年下の女性と遊んだりする。しかし、最後は思い直して、仕事に命をささげる、というお話。
今見ればありがちな流れに思えるけど、当時はめずらしかったのかな。似た設定だと、草彅剛主演の「僕の生きる道」が好きでした(どこも配信してないっぽい)。
「これから仕事に打ち込むぞ」と決意するシーンでは、近くで別のグループが誕生日会をやっていて、ハッピーバースデーの曲が流れます。「新しい人生の始まり」のシーンで、誕生日を祝う歌を流すのは、盛り上がる演出です。
驚いたのは、その決意をしたすぐ後に、葬式シーンになっちゃうところ。「これからがむしゃらに働くシーンちゃうんかい!」と思ったのですが、葬式の出席者が主人公の言動を振り返りながら、仕事ぶりを描くという手法なんですね。おもしろい見せ方です。
役所にたらいまわしにされるシーンとか、豪遊するシーンとか、間延びしてるように感じる場面がちょこちょこありました。たらいまわしのシーンは、役所の縦割り批判なので笑うとこなんでしょうけど、ちょっと長すぎかなと。
最後に、葬式に出席していた同僚が「俺たちだって仕事に打ち込むぞ」となったのに、いざ仕事になると縦割りモードが発令してしまうのも、役所批判ですね。当時は今よりも役所に対する不満が強かったのかもしれませんね。
音が悪かったので、字幕付きで見るのが正解でした。主人公は、前半は生気がなく、後半は病気がひどくなるので全般的にボソボソとしかしゃべらないので特に。
映画では「ゴンドラの唄」が大事な役割を担っているのですが、「いのち短し恋せよ乙女」の元ネタがこの歌であることを初めて知りました。このワードをもじったものはたくさん見かけるんですけど、元ネタあったんですね。
この映画「生きる」は、去年、イギリスでもリメイクされたようですね。今風の見せ方だとまた印象は変わるかもしれません。