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ガリレオ「沈黙のパレード」を見ました

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この前、ガリレオシリーズの映画「沈黙のパレード」がテレビでやってたので見てみました。以下、ネタバレあります。

映画1作目の「容疑者Xの献身」が良すぎたのもあって、この「沈黙~」はちょっとイマイチに思いました。自白で話が進んでいくのが多くて、「それ、説明してしまうのか」っていう感じ。もっと事前に追いつめられるのが必要じゃないかな。

密室のトリックも、液体窒素を使うっていう方法、そんなパッと出てきてしかもその一案が正解っていうのもどうなのかな。約2時間の映画では仕方ないか。謎のCGも唐突感があった。物理っぽいのはここだけで、あとは物理の話は関係ないので、ガリレオでやることかなという気もしました。

決定的な証拠があるのに、黙秘しただけで無罪になるのかというのもひっかかるし、最後の「この人は罪に問われません、この人も罪に問われません、この人も…」っていうのも、締めくくりとしてパッとしなかったな。清掃員姿で妹家族を見守るシーンはよかったけど、「この人はこういう罪になりました」という話をしているときだったので、回想シーンと認識するのは難しいと思いました。

ただ、俳優陣はすごくよかったです。特に、ずんの飯尾。バラエティでは見ないシリアスさ。一人で酒飲んでるシーンとかね。もちろん、北村一輝もよかった。

親友の田口浩正は、あんな痩せてたっけ。同居人の酒向芳は、聴取のときに貧乏ゆすりをしてたり机をあちこち触ったりして、少し知的障がい者のようにふるまって気がするんだけど、何なんだろう、警察に対する抵抗かな。記者の津田寛治は、振り返ってみると、単にまわりの人をイラつかせるだけだったんだけど、あれも何だったんだろう。ストーリーには絡んでなかったと思うけど。

あと、お金を掛けてるなぁとも思いました。そもそも、あのパレード。あのシーンだけでかなりコスト掛かってそう。あのゆるキャラと海賊船は必要だし、タイトルに「パレード」ってあるし、あんまり省略できなさそう。謎CGもお金かかってるんでしょうね。

全体的に、人はよかったんだけど、これはガリレオでやることなのかなと疑問に思うことが多かったです。

(888文字)