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なぜ村上春樹は毎年ノーベル賞候補に挙がるのか

ノーベル文学賞予想、村上春樹氏は2番人気=英賭け屋 – WSJ」というニュースにもある通り、村上春樹は毎年ノーベル文学賞の最有力候補だと騒がれるものの、「ノーベル文学賞はベラルーシのアレクシェービッチ氏 NHKニュース」というニュースの通り、毎度落選です。お約束パターンとなりつつあります。

そもそも、なぜ村上春樹が毎年候補に挙がっているのか、不思議だったんですよね。本は売れ、世界中で人気もありますが、候補に挙がる理由はそれだけではないはずです。公的な資料で候補者が開示されているわけでもないので、なぜ候補に挙がるようになったのか、ずっと疑問でした。

調べてみると、2006年に村上春樹が受賞した「フランツ・カフカ賞」がきっかけのようです。2004年に受賞したエルフリーデ・イェリネクは、同年にノーベル文学賞を受賞。また、2005年に受賞したハロルド・ピンターも、同年にノーベル文学賞を受賞しました。この流れを受け、2006年にカフカ賞を受賞した村上春樹もノーベル賞を受賞するんじゃないか、とまわりの期待が膨らんでいったということなんですね。

ちなみに、2006年にカフカ賞を受賞した際、村上春樹本人が出席した記者会見では、次のようなやり取りがあったようです。

会見では日本人記者からこんな質問が出た。

 「カフカ賞の受賞者はノーベル賞の候補とも言われますがどう思われますか」

 村上さんは、やれやれ、といった感じでこう答えた。

 「ノーベル賞については誰からも何も言われてないし実際、何の賞にも興味ないんです。僕の読者が、僕の賞です。カフカを尊敬しているから賞をもらいにきたので、ノーベル賞をねらってなんてことはないですよ」

asahi.com: カフカへの思い丁寧に 村上春樹さん「人生初」記者会見

毎年候補と言われるものの毎年落選するため、村上春樹は実際には候補者リストに入っていないのではないか、という声もあがっています。ノーベル賞の候補者や選考過程は50年間の守秘義務があるため、候補に入っていたかどうかを確認するには、あと40年必要です。お約束はあと40回続くかもしれませんね。

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