採用時期の変更に関して、あえて良かった点を挙げていこうか
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このニュースが出てましたね。
2017年春に卒業予定の大学生の就職活動で企業による面接などの選考解禁時期が6月1日に変わることが20日固まった。 (中略) 経団連は今年、選考解禁を昨年までの4月から8月に変えたばかり。わずか1年で異例の再修正になる。 面接解禁 来年は6月 就活前倒し 大学受け入れ 2年連続ルール変更 :日本経済新聞
いやぁ、よかったよね。被害が一年だけで済んで。
採用時期後ろ倒しの反古は「ルールを建前だと認識してます」という自己紹介のようという記事にも書いたけど、今回はルールを無視して、というか、「面接ではなくて面談と呼ぶ」手法などを使って、実質的なルール無視を行っていた企業の動きが問題視されてました。
いやぁ、よかったよね。こういう「本音と建て前」の学習ができて。
「後ろ倒し」の旗は降ろすべきという記事を前にも書いたけど、僕は前からこの採用時期の後ろ倒しには反対だったんだよね。6月解禁は、8月解禁よりはましだけど、学業のことを考えると、元の4月解禁でよかったんじゃないかな。説明会の解禁も、元の12月に戻せばいいと思う。
6月に財閥系大手機械の内定を勝ち取った私大4年生(女子)は達観気味にこう話してくれた。「でも、いくら試験的なものでも2~3年は様子見が続くと思っていたから、まさか1年で変更になるとは思わなかった。8月解禁の変更はもともとしっかり議論されて決められたものだったのか疑問を感じる」 「私たちはお試しだったの?」 今度は前倒し狂騒曲 :日本経済新聞 3ページ目
学生がこう言いたくなるのもわかるけどね。そもそも8月解禁説は賛成より反対派の声のほうがよく聞こえていた(例えばここのアンケートとか)のに突っ走ってしまうし、実際問題もたくさん発覚したのに「一度決めたからしばらくやるべきだ」みたいなことを、偉い人が言っちゃう(ここの読者の意見や元の記事とか)くらいだからね。これらの言動を考えると、しっかり議論されたかどうかなんて怪しいよね。
いやぁ、よかったよね。社会に出る前に、こういう偉い人の言動やロジックが学べて。
(今日は皮肉多めバージョンです)
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