2024年アメリカ大統領選振り返り

以下は、2024年アメリカ大統領選で見聞きしたことの振り返りです。人によって情報ソースが違うと思いますが、僕は以下のように見聞きしていました。金融系のソースが多いです。

6月頃は、まだバイデンvsトランプで、バイデンの年齢や体調が心配されていました。ほんとに次の4年ももつのか、と。

7月に暗殺未遂事件があり、事件直後はトランプ勝利の雰囲気が漂っていました。が、8月になると事件のことはもうみんな忘れてしまったよう。バイデンはさすがに降りて、ハリスが新しい大統領候補になりました。

ハリスは、人気がない、実績がない、予備選を経ていない（正規のルートで選ばれていない）といった理由でイマイチでしたが、白人でない、男性でない点をおしていました。9月の討論会は、ハリスのほうがよかったという評判でした。

トランプ側の副大統領候補のバンスは、ミニトランプと言われ、ヤバいやつだという触れ込みでした。しかし、10月に行われた副大統領候補討論会では、「わりとまともだ」という評判でした。

金融市場では、10月にかけて米株が上がり、トランプで決まりっぽい雰囲気でした。ただ、メディアでは、ハリスの追い上げとか、トランプの「移民がペットを食べている」発言を取り上げたりしていました（意味不明でひどい発言ですよね）。米株はあまり気にしてませんでした。ハリケーン対応が現政権に不利に働いたのもあるかもしれません。

ただ、10月の末にかけて、やっぱりハリスが追い上げてる、隠れハリスが実はたくさんいるといった声があがり、それまでに上がりすぎていたこともあって、株は少し下がりました。投票日直前では、接戦が予想されていました。トランプ優勢ではあるものの、接戦によって開票が長引いたり、開票結果について揉めるのを嫌気したのでしょう。ハリスの可能性を感じた人もいたと思います。

で、ふたを開けてみたら、トランプが激戦州をおさえていて、事前の報道ほどハリスが食い込めてなかったことがわかりました。開票日にトランプの圧勝が確定。米株は、事前に少し下がっていたことや、上院・下院も共和党優勢の報道もあり、大きく上昇しました。