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諦めるタイミング

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今、ほぼ日で糸井さんと為末さんの対談やってますよね。為末さんの書いた本「諦める力」は僕はすごくいい本だと思うけど、人によっては、受け入れられない、考えたくない、っていう拒否反応を起こすのもわかります。

論理的に考えて導かれる結果。これは時に冷酷で、身も蓋もない内容だったりもします。しかし、僕はそんな内容でも、受け入れないといけないんだろうなと思います。夢とか希望という言葉を使って、見たくないもの、信じたくないものを見ないようにしても、それは問題を先送りしているだけかもしれません。もっと早くに答えが出せていれば、別の解決策があったかもしれない。そして、そういう状況に持っていくには、手遅れになる前に、事実を直視し、冷静に考え、得られた結論を受け入れる必要があります。

しかし、「「みんなが同じように困っている問題」は対象、「2つのグループが対立している問題」は対象外」という記事でも書いたけど、感情がからむ問題なので、受け入れられない人には全く受け入れられないでしょう。

競技のなかであれほど強烈な興奮を味わったら、 引退後の人生でも探してしまって、 そのまま、ここでもない、ここでもない、って 流浪の旅に出ちゃったりしますから。 そうなってしまうよりは、 「そんなものはもうないんだ」って 割り切ることを伝えてあげるほうが、 やさしさなのかもしれないな、って。 走ることについて、しゃべる理由。 - ほぼ日刊イトイ新聞

「現役時代に味わった興奮は、引退後にはないんだよ」という事実。受け入れたくない気持ちはわかりますが、受け入れずに逃げ回っていても、時間をロスするだけです。もちろん、運よく何か見つかるかもしれないけど、確率が相当低いかもしれません。それよりも、別の考え方を導入した方が、幸せになれる確率が高いんじゃないでしょうか。

諦めるタイミングが早ければ、何も達成できないまま終わってしまいます。しかし、諦めるタイミングが遅いのも問題です。一つの道を進んでいる間に、別の道を捨てているという事実を意識しておかないと、その道が行き止まりだった時にどこにもたどりつけない状況になってしまいます。

(888文字)