今日も8時間睡眠
888文字のブログです

どうしてあの人が5分で、私が2分なんですか?

🏈

ボクらの時代」という番組があります。フジテレビ系で日曜7時からやってる30分番組で、毎週3人のゲストが登場し、トークをするという内容。司会者はいなくて、この3人がずっとトークして終わりです。ゲストは毎週変わり、すごく仲のいい3人が出ることもあるし、よそよそしい感じの3人が出ることもあるんだけど、たまになかなか豪華な人が出てたりするのがおもしろい。重要なのは、この番組は夜の7時じゃなくて朝の7時だってとこ。この時間帯でこの人を出すのか、っていう意外感のある週も多い。最近だと、小室哲哉、秋元康、浦沢直樹の3人がゲストという豪華な会もあった。

少し前に、元バレー選手の川合俊一、バレー全日本男子監督、バレー全日本女子監督の男性3人がゲストだった週があった。バレーの話で盛り上がってたんだけど、そのトーク中で女性の扱いの難しさの話になったんだけど、これがなかなか面白かった。

女子バレーの眞鍋監督は、IT・データ分析を駆使することで有名なんだけど、このスタイルになったのはもともと女性選手の扱いの難しさを克服するためだったらしい。それがわかるエピソードが次。

眞鍋監督が女子バレーに来て間もないころ、ある選手を5分くらい指導していました。すると、別の選手がこう言ってきました。「どうしてあの人が5分で、私が2分なんですか?」と。

この後、客観的に説明できるものとして、数字・データを使うようになったらしいんですね。日々の練習ゲームの内容を数値化し、結果の良かった上位6人の選手を採用するようにした、と。こうすることで、嫉妬がなくなったらしいです。

「なぜあの人が5分で、私が2分なのか」と聞いてくる時点で、結構感情的になってると思うんですよね。この問いに、「君はちゃんとできているから短いんだ」とか「君とあの選手では役割が違うんだ」というような論理的な説明をしたとしても、聞いてるほうは「適当に理屈をつけているけど、どうせこの選手がお気に入りなんでしょ」というように、感情的に受け止めてしまうかもしれません。感情を排除した、数字での説明じゃないと、うまくやっていけなかったんでしょうね。

(888文字)