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「給料が我慢料」の人

「給料っていうのは、我慢料なんだ」という理屈を聞くことがあります。上司や顧客から理不尽なことで怒られたり、やりたくない仕事をやらされたりするうちに、「これらを我慢することで、給料がもらえてるんだ」という発想が生まれてくるんでしょう。というか、そうでも考えてないと、やってられない、乗り越えられないっていう方が、正解に近いのかもしれませんが。

実際、給料の中には我慢料が含まれているのかもしれません。ただ、少なくともイコールではないと思うんですよね。でも、世の中には、これをイコールだと考えている人もいるように感じます。

「給料=我慢料」という考えの人からすれば、我慢せずに給料をもらっている人は、悪いことをしてお金をもらっているように見えてくるんでしょう。ネットでは、「エクセル上での作業を、マクロを使って自動化したら、先輩に『ズルをするな』と怒られた」といった話を目にすることがあります。これは、その先輩が、「手作業ですることがいいんだ、手作業でするから気持ちがこもるんだ」的な発想で言ってる可能性もありますが、もっと根底には、「仕事をして給料をもらうってことは、辛いことをやることなんだ、だから自動化はダメなんだ」という思想があるんじゃないか、と感じます。

また、家事についても、惣菜を買ってきたり、「中華料理の素」を使ったり、食洗器を使うことを、「手抜きだ」と言って批判する人もいます。家事をしている本人が言うのは別にいいのですが、やらない人がいうのはおかしいでしょう。やらないのにこれを言ってしまう人の頭には、「仕事というのは、我慢することなんだ」という考えがあるように思います。

給料は、もとをたどっていけば、お客さんの支払いから生まれているわけで、本来そこには我慢料というのは、ないはずなんですよね。手間を掛けたからといって、質がいいものができるわけではないし、高い満足度が得られるわけでもない。「給料は我慢料なんだ」というのは、自分がつらい仕事を乗り越えるための、精神を防御するツールとして使えますが、それを他人の仕事にまで適用するのはやり過ぎなんじゃないかと思います。

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