「奈良県民歴史民俗博物館」は昔はイケてなかった件
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3日連続で書いてますが、今日も「奈良県民歴史民俗博物館」のネタについて。
「奈良県民歴史民俗博物館」という笑い飯の神漫才について
「奈良県民歴史民俗博物館」という笑い飯の神漫才について 続き
たまたまですが、この記事を書いている途中で、同じネタを別の場所でやっている動画を見つけました。
たぶん、こっちの動画の方が、M-1の時よりも古いんじゃないかなぁと思うんですよね。というのも、ネタが粗いんですね。お客さんがあまり温まってないというのもあり、ウケも弱いです。
粗いっていうのは、例えば、昔の人の食事の説明で「食後はプリン、ヨーグルト、苺にシロップのようなものがかかったものを飲食し・・・」というボケに対し、
途中OLみたいなもん食うとるやないかい
というツッコミになっていますが、ここは「風呂上がり」キーワードが欲しいところです。また、襟を正す人形のボケに対するツッコミも、「洋服の青山」キーワードがないんですが、物足りなさを感じてしまいます。M-1の時はこれらのツッコミがブラッシュアップされているのがわかりますね。
時間の都合もあって、次は読書感想文のシーンになるのですが、ここもM-1の時対比だいぶ弱い。個々のボケが弱いんで、あまり大きな笑いにつながっていかない。
ただ、「J文式土器」のボケはこのときからあって、しかもM-1の時と同じで、後からじわじわ笑いが来るんですね。このボケは本当にレベルが高いと思います。
人形のシーンでスリラーのボケがあり、読書感想文の時にそのスリラーを掘り出してくるというボケがあるんですが、この延長線上にM-1の漫才があるんですね。最後にえぇ土と人形をもってくるというM-1のときの構成は、過去のボケを掘り出してくるというこのときの構成を改善したんだと思います。
あと、全般的にですが、西田のツッコミがちょっといまいちですね。哲夫はあまり今と変わってないと思いますが。
こうやって漫才を新旧比較しながら見ると、ネタがどうブラッシュアップしたか、ボケ・ツッコミがどれくらいレベルアップしたかなど、いろいろ発見できて面白いですね。