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ふなっしーは、「笑いのとれるガチャピン」へ

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ゆるキャラといえば、ひこにゃんとかくまモンとかもいるけど、テレビで一番よく見るのはふなっしーだよね。ゆるキャラのヒットにより、「とりあえずゆるきゃらでも作ろうか」みたいなノリでどんどん増え続けたけど、生き残っているのは少数、その中でもふなっしーが断トツで活躍しているという印象です。「非公認」ってのが、「こんなに人気があるのに!」と、もはやネタとして使えるというメリットに化けてるよね。

もともと、中の人がしゃべるとか、動きが激しすぎるってのが他のゆるキャラと一線を画していたけど、これらの特徴が今の活躍を支えてたんだよね。ただ、今から別のゆるキャラが同じことをしようとしても無理だと思う。中の人がしゃべってたとしても、語尾に「なっしー」ってつけてるだけで発言内容が普通だったら、即終わってたはず。ふなっしーは受け答えがほんとうまい。ちゃんと笑いがとれてる。顔の表情が全く使えない状態で、しゃべりと動きだけで笑いをとるってのは相当レベルが高い。

原型をとどめないくらいの、激しい動きもすごい。最近はただ激しいだけじゃなくて、スカイダイビングとかスキューバーダイビングとかもテレビでやってたりしてる。もはや、「笑いのとれるゆるキャラ」から「笑いのとれるガチャピン」へと進化しているようだ。

そもそも、あの「激しい」動きと「ゆるい」という名前は一致してなかった。あの動きができる体力はすごい。けど、中にいてたら休憩しててもばれないので、ここはゆるキャラならではのいい点なのかもしれない。

いや、実は相当いい点なのかも。もし、中の人が、むき出しだったらどうなっていただろう。受け答えは確かにおもしろい。でも、動きが激しすぎて、江頭2:50みたいになっていたかもしれない。過剰なリアクションを繰り返し、僕らはもっと早くに拒否反応を起こしていたんじゃないだろうか。そして、すぐに忘れ去っていたのではないだろうか。

中の人が中にいることにより、中の人の表情、いい大人の動きすぎるリアクション、それらをオブラートにつつむことができた。そのおかげで、僕らは今日も平和にふなっしーを見れるんじゃないかな。

(888文字)