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888文字のブログです

逆にコピペだけでレポートを作らせる作戦

これを読みました。

H-Yamaguchi.net: コピペの「作法」

コピペレポートについても「出された問いにちゃんと答える」「自分が理解できる範囲で書く」などの作法があるんじゃないか、という記事。コピペレポートを認めるわけじゃないけど、そもそもそういった作法を満たしてなければダメだろう、と。この文章を書いている人はレポート課題を出し、レポートを読む立場の人なので、「コピペレポートを認めるわけではない」ということが何度も書かれています。

この中で面白かったのは、次の部分。

コピペでレポートを作るにしても、ちゃんとやろうと思ったらそれなりに内容を理解してないとできないはずだ。そう思って、今回、ある授業で、「コピペのみによるレポート」という課題を出してみた。

ネットでアクセス可能な文章を切り貼りするだけでレポートを作りなさい、という課題。接続詞などの調整はOKだけど、引用したすべての箇所のURLを貼り付けて提出する、という条件です。コピペだけなので似たようなレポートばかりになる気もしますが、実際にはレベルの差がはっきり出たらしいです。

コピペでちゃんとレポートが構成できる学生は、それなりに内容を理解しているということなんだろう

ただ、この手法はいつでも使えるというわけではありません。コピペだけで答えられる課題を出すのが難しい場面もあるでしょうし。

コピペレポート対策として、レポート提出後に追加で質問をする、というのは効果があるかもしれないですね。内容が理解できているかどうかをチェックするために、提出したレポートに関してさらにツッコんでみる。もし、似たレポートが複数あれば、それぞれ別の箇所について再説明を求める。こうすれば、「理解してレポートを提出してるか」というのは判断できるかもしれません。

レポートというのは、授業の内容や問題の趣旨を理解して、自分の言葉でアウトプットできるかを見るものです。コピペレポートは「自分の言葉でアウトプットする」ができていないので認められるべきではないですが、それ以前の「内容を理解する」時点でつまづいていたら話にならない、ということです。

(888文字)