少しずつ消費税を上げる案はいいと思うんだけどなぁ
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これを読みました。
1%刻みでの(段階的な)消費増税というお話が出されていますが、(ディスカウント店の)「ドン・キホーテ」なんかで毎年1%上げられたら、それだけで経費が上がってたまらんだろうなと。商売やった経験者はそんなこと、逆立ちしても言いませんな。 1%刻みの増税「経費上がってたまらん」 麻生財務相:朝日新聞デジタル
うーん、そうなのか。一度に数%上げるよりも、例えば、1年ごとに、1%とか0.5%ずつ上げていくほうがいいと個人的には思ってるんだけどなぁ。
もちろん、お店には「メニューを書き換えるコスト」が発生するから嫌がるはずで、上の発言はそのことを指しているんだろうけど、経済全体に与えるデメリットと比べればマシなんじゃないかと思う。
例えば「消費税が3%上がる」となると、100円のものなら3円しか上がらないけど、1億円のものなら300万円も上がってしまう。なので、家とか車とか家電とか、そういうわりと高いものには駆け込み需要が発生しやすい。店側も「消費税が上がる前に買いましょう」というセールストークで、駆け込み需要を誘発してしまう。
でも、消費税が上がると、一気に需要が減ってしまう。向こう数か月・数年分の需要を一気に発掘したんだから、そりゃそうですよね。高価なものは購入頻度が低いのでしばらく買い替えないし、増税前に買わなかった人が増税後に買うことも少ない。で、結局売り上げが落ちて、「価格を下げないと売れない」という、デフレ的な流れになってしまいます。
一方、定期的に少しずつ上げていくとなれば、駆け込み需要は相対的に起こりにくく、需要のでこぼこはなだらかになると思います。それに、「(税金のせいで)これから値段が上がっていく」という気持ちになるので、デフレマインドの払拭に貢献するんじゃないでしょうか。まー、コストプッシュ型の価格上昇なので、消費者にとってはつらいのですが、「増税後の景気後退」の確率は減るんじゃないかと思っています。
僕は、増税に関しては、消極的賛成(できればやりたくないけど、仕方なくやるしかない)ですが、やり方については「少しずつ上げる派」です。
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