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働き方改革と犯人捜し

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これを読みました。

5店舗で店長1人、でも“ブラック”じゃない:日経ビジネスオンライン

西松屋の働き方改革について。これを読んでいると、他の企業も、こういった取り組み・考え方をしないといけないよなぁ、と思います。

仕事の絶対量が減らないのに、「働き方改革」と連呼するだけで、現実を変えていくのは難しいのではないか

ほんとこれなんだけど、多くの企業は連呼してるだけだよね。改革しろって言うだけで改革できるなんてないのに。

取り組んでいることは、「やるべきこととやらなくていいことを明確に分ける」「やるべきことを可能な限り減らす」といった、普通の会社でもやってそうなことなんだけど、一番大きいと思ったのはここですね。

西松屋社内では、現場で起きている不都合や非効率について、その責任が誰にあるのかを問い詰めるような雰囲気がない。

何か問題があって、それを解決しようとしたときに、そもそも「この問題の原因は誰だ?」という犯人探しが始まると、めんどくさいですよね。犯人を捜すのもめんどうだし、犯人に弁解させるのも犯人が弁解するのもめんどうで、「やっぱりこの問題はおおっぴらにはせずに、気づかなかったことにしよう」的な流れになりやすい気がします。そして、結果的に、あたりさわりのない問題だけがピックアップされ、改善プロジェクトは静かに幕を下ろすことになってしまいます。

責任を個人に押し付けずに、組織の問題だと考えられることが、業務の改善にはとても重要じゃないかなぁと思います。

こうした取り組みはいいんだけど、次のような文章を見ると、なかなかひどい書きような気がする。

西松屋の店内には、いい意味での脱力感が漂っている。まず、あまり混んでいない。 (中略) 実は「お客さんが多すぎる」のも、同社としては避けたい事態だ。

本当かよ、といいたくなる。西松屋は、CMは見たことがあるけど行ったことはない(ベビー用品の店なので、独身男性が行くような店じゃない)のでわからないけど、そんなにゆったりしているのかな。CMではかなり安い商品を扱っているけど、働き方だけじゃなくどうやって儲けているのかも気になるところですね。

(888文字)