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○○pay乱立で、まともな購買データってとれるんだろうか

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不正利用された7payのニュースが盛り上がっていますが、あんなに○○payを乱立させてどうするんでしょうね。ユーザーも店側も選択肢が多すぎて困るだろうし。

○○payのメリットの一つに、「購買データが利用できる」点もあるはずですが、乱立すると購買データの価値が下がってしまいますよね。

使いこなしているユーザーなら、各社のポイント還元やキャンペーンのタイミングに合わせて支払方法を変えるはずです。そういうユーザーの購買行動って、1社の○○payだけを見ていても意味がなく、むしろノイズになるだけです。競争が進んで、○○payが1つだけ勝ち残ったなら意味のあるデータはとれそうですが、それまではノイズの多いデータになりそう。

1つの○○payだけを使うユーザーなら、意味のある購買データがとれるかもしれません。しかし、そういう人は「ポイント還元などのオトク」よりも「めんどくさい」が勝ってしまう人なので、○○pay自体にほとんど手を出さないでしょう。登録作業もめんどくさいし、毎回アプリを起動して決済するのもめんどくさいですからね。

なので、つねに最適なpayを使う人とほとんど使わない人に二極化していくんでしょう。

店側としても、いろんな○○payに対応する端末を置くのはコストもかかります。当面は無料にしているところもあるけど、時期がくればどの決済業者も有料にしてくるでしょう。

また、各社からあがってくる○○payのデータを見ても、乱立していれば分析しづらい。お店からすると、それぞれの○○payでどう売れているかじゃなくて、店全体でどのように売れてるかを本当は知りたいはずです。そうなると集計作業は店側でやらないとダメなんでしょうが、「いやそれを自動でやってくれるから、○○payがよかったんじゃなかったっけ?」となる気がします。

○○payが乱立することで、得をするのは、初期の還元をもらいにいったユーザーたちだけ。多くの○○payは、将来にわたって負債を抱えることになるんじゃないかと思います。乱立が見えてきた時点で、のこのこその輪に入っていくのは、死にに行くようなものでしょう。

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