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家事は楽になってるし、楽にできるオプションも増えてるが

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「家事は大変」という人はいるけど、「家事」という言葉では、範囲が広すぎるだろう。炊事、掃除、洗濯など、家事にはいろいろなものが含まれていて、どのレベルまでやるのかによって、大変さは変わってくる。

例えば、炊事で言えば、献立を考えて、買い物して、料理して、片付けて、というのを毎日やるのはとても大変だ。飽きないようにするとか、栄養バランスを考えるとか、難易度を上げるサイドを考えればきりがない。

一方で、難易度を下げるサイドもたくさんある。料理の負担を減らすなら、総菜を買うという選択肢がある。今の時代、総菜なんて、街のスーパーでなくても、コンビニやデパ地下でも買える。買い物も、ネットで買って送ってもらうこともできる。片付けも、食洗器という選択肢がある。献立も、レシピはネット上にたくさん転がっている。

これらは一部の負担を軽減するものだけど、まるまる減らすこともできる。外食したり、出前をとることもできる。さらに、お手伝いさんに作りに来てもらう、という選択肢だってある。

何十年も前と比べれば、例えば、かまどでご飯を炊いてた時代とかと比べれば、手間も時間もかなり減っている。この時代は、楽をしようにも、その選択肢はない。それに比べて、今は、電気製品などのおかげでだいぶ楽になっている。

ただ、今のほうが大変な点もあるだろう。それは時間だ。家族全員が家事にかけられる時間は、かなり減っているだろう。電気製品のおかげで家事にかけられる時間は短くなったけど、その空いた時間は別のもので埋められてしまう。そうした時間の使い方が社会の標準となってしまえば、逆に、質を求めて家事に時間を掛けようとすると、別の何か(おそらく仕事)に影響が出てしまう。

昔に比べれば家事は楽になっているし、また、楽にできるオプションも増えている。しかし、今も昔も、質を求めてまじめにやれば、時間がかかってしまうことは変わらない。「楽になった部分」「楽にできる部分」を指しているのか、「こだわりたい部分」「まだ代替するオプションがない部分」を指しているのか、どちらかによって、「家事は楽」にも「家事は大変」にもなりうる。

(888文字)