一人で勉強してると、思い込みが修正されにくい
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ネットやテレビなどで紹介される雑学で、「実はこの漢字、こう読むのが正しいんですよ」っていうのがあるじゃないですか。例えば、「『月極』を、『げっきょく』と読み間違える人が多いけど、正しくは『つきぎめ』って読むんですよ」みたいな。
普通に暮らしていると、駐車場にある看板などで「月極」という言葉を目にすることはありますよね。しかし、発音することはほとんどありません。なので、心の中で間違って読んでいたとしても、修正される機会が少ないんですよね。多くの人がやらかす、有名な間違いでないと、大々的な修正が行われません。
漢字の読み間違いもあるんですが、英語の読み間違いっていうのもありますよね。プログラミングを一人で勉強していると、日本語に訳されず、カタカタにもならない用語にたくさん出会います。一人で勉強している場合は、実際とは違う読み方で心の中で読んでしまうこともあります。また、文字として認識しているだけで、もはや心の中で読むこともしない、というケースもあります。
例えば、僕は「Git」のことを、結構長い間「ジット」と読んでいました。なぜこう読んでいたかはわからないけど、gifファイルからの連想だったのかな。他にも、ginger(ジンジャー)とかもあるし、「gi」を「ジ」と読むこと自体は変じゃないですよね。そもそも「G」は「ジー」だし。いろんなサイトで「Git」という単語を見ることはあっても、その読み方を見かけることはなく、結局自分の思い込んだ読み方で読み続けることになります。
そして、他の人とたまたまプログラムの話をしたときに、「ギット」という言葉を耳にするんですよね。はじめは「ギットってなんだ?」って思うんですけど、よくよく会話を聞いていろいろ推測してみると「あ、もしかして、Gitってギットって読むのか!」となる。そこでようやく自分が今まで間違って読んでいたことに気づくんですよね。ただ、自分の中ではすでに間違った読み方で定着してしまっていたので、それを抜くのはなかなか難しかったです。
一人で勉強していると、こうした思い込みが修正される機会が少ないのがやっかいですね。