ナンを食べなくなった
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一昔前であれば、カレー屋に行ってナンがあると、「おっ」っと心ときめくものがありました。話には聞いたことのある、あの噂のナンが、こんなところで食べれるなんて、と。ほとんどダジャレでしか登場しない、あのナン。ナンとライスが選べる店では、積極的にナンを選んでいた時期がありました。
まだナンを一度も食べたことがないときは、「あんなので、おなかがいっぱいになるのかな」と疑問に思ったものでした。表面積はやたらでかいけど、体積はやたら小さい。なので、ライスほどは満たされないんじゃないか、と思っていました。
ところが、なんだかんだでおなかはいっぱいになります。ルーにつけて食べてると、だんだんおなかが膨れてくるんですよね。生地が薄くないと、逆にすぐに苦しくなってしまうし、ルーも付けづらくなってしまいます。といいつつ、チーズ入りのヘビーなナンを選ぶことも多いですけどね。
お店じゃないと、ナンを食べる機会なんてなかなかありません。そのため、少し前までは積極的にナンを選んでいたのですが、最近はナンを選ぶことがめっきり減ってしまいました。
インド風のカレー屋でナンを出す店が増えてきたため、「いつでも食べられるからいっか」という気持ちになっていることもあります。別にライスがダメというわけではなかったし、ナンの目新しさも若干なくなってきたので、ナンばかり選ばなくてもいっか、となることが増えてきました。
それ以上に決定的なのが、ナンを食べると、手がベタベタする点です。誰かとお店に入るときはいいのですが、一人で入ったときは、食べながらスマホをしょっちゅういじっています。しかし、ナンを食べていると、油で手がベタベタになるので、スマホをいじることができません。黙々と、一人でナンと格闘するしかありません。ナンを食べると、ナンのことばかり相手にしないといけなくなるので、少し敬遠するようになってきました。
手を汚さないようにナンを食べるというのも難しいので、最近はナンとライスが選べる店でも、ナンを選ばなくなることが多くなってきました。特に一人で食べるときには、ナンはほとんど食べなくなってしまいました。