全力!脱力タイムズ:お約束のない中でお笑い芸人がどう立ち向かうか
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これを読みました。
有田哲平、『全力!脱力タイムズ』総合演出は会議室で「戦い」の日々――“人生に食い込む”番組に (1) - テレビ屋の声(69) | マイナビニュース
全力!脱力タイムズは、毎週見る番組の一つです。構成やネタがトリッキーだし、かなり苦労して作ってるんだろうな、っていうのが伝わってきますね。水曜日のダウンタウンも大変さを感じるけど、それとはまた方向性が違う感じ。
最近は、ゲスト芸人によってやる企画がだいたい決まっていて、それをバージョンアップさせていく作り方が多いですね。例えば、次長課長の河本は子ども相談をやるし、中川家礼二はニセ中継をやる、みたいなのが決まってて、後半のシナリオをいろいろ変えるパターンですね。
いろんなパターンを毎回作るのは大変なので、似たような展開が続くこともあります。ブコメを見ると、パワハラ芸のことが書いてます。たしかに少し前は多かったけど、最近はこのパターンはあまり見なくなりました。番組の終盤でニセの相方が3人出てきて、コウメ太夫がホンモノ認定されてしまうみたいなパターンも少し前は多かったけど、最近はコンプライアンス委員会で締めることが多くなりましたね。
コンプライアンス委員会がなぜ急に始まったのか疑問だったんですけど、インタビューを見たら答えが載ってました。他の番組でやっていた、ヒコロヒーが芸人にダメ出しをするやつがおもしろかったので、それを脱力タイムズでできないか、という流れで生まれたコーナーのようですね。「もう少し食ったツッコミできたんじゃないか」と毎回指摘するけれど、初見で意外過ぎることが起こって、すぐに食ったツッコミをするって相当ハードル高いよなぁ。
テレビ業界に対して皮肉をいったり、テレビ的お約束を裏切ったり、芸能ニュースをいじったりする場面がたくさんあるので、前提知識がないと理解できない部分が多く、万人受けはしなさそうです。ただ、お約束のない流れの中で、お笑い芸人がどうやって立ち向かっていくかを見れる数少ない番組なので、しょーもないドッキリ番組とかで満足できない人にはすごくハマるんだろうな、と思いますね。