なかけんのFP3級ノート
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不動産の賃貸

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不動産所得

不動産の貸付による所得は、不動産所得といいます。不動産所得には、不動産の売買損益などは含まれません(売買益は、譲渡所得になります)。

不動産所得は、総収入から必要経費を引いて計算します。

総収入とは、賃貸料(家賃収入)の他に、敷金や保証金なども入ります。礼金などは含めませんが、返還しないと決まった金額は収入に入れます。

不動産所得と損益通算

不動産所得に損失(赤字)が出たときは、損失の一部を、他の所得と損益通算ができます。損益通算とは、損失と利益を相殺することです。

不動産所得の損失のうち、土地の取得のための負債にかかる利子は、損益通算の対象になりません。建物に関連する負債に係る利子は損益通算できます。

借地権にかかる税金

土地に借地権を設定し、対価として受け取った権利金などの一時金は、原則として不動産所得となります。

ただし、その土地の価額の2分の1を超える部分は、土地の一部を譲渡したとみなされて、譲渡所得となります。